メンテナンス
当社工房では、古いピアノや修理が必要なピアノのリニューアルを専門に行っています。当社キャリーでは、ピアノ、コピー機、金庫等の重量物の運送が主な業務でありましたが、
最近ではピアノのリニューアルも必要とされるお客様が増えてまいりました。
子供の頃買って貰ったピアノと一緒にお嫁入りされるケースやお子様がピアノを弾かれるようになって、実家に眠ったままになっているピアノを移動する。
またはマイホームを新築されての引越し等、様々な理由でのピアノの移動が御座います。
この様な移動時がピアノの修理やクリーニングのチャンスです。
当社はピアノ工房が社内に有りますので、遠隔地のピアノ工房や工場等に運ぶ必要がありません。
「運送代が節約出来て経済的。」と大変好評をいただいています。
私共キャリー工房では、調律学校を卒業したピアノのプロが、すべて手作業でメンテナンスを行っております。
クリーニングからメンテナンス、そして調律までピアノのことはお任せください。
メンテナンスの流れ
古くなったピアノには様々な不具合が発生します。
音が出ない、音が切れる、鍵盤が戻らないetc
それらの修理はもちろん、本体についた傷の補修や真鋳部品の磨きだしまで
ピアノに関するありとあらゆる修理、補修を受け賜っております。
1まず、ピアノを分解します。
2掃除機や様々な道具を使い、細部まで清掃いたします。
3各種部品を取り外し磨きあげています 。
4外装は研磨剤と機械を使用して磨き上げピアノ本来の光沢を取り戻します。
5特に目に付き、錆びやすい部分です。手作業で元の輝きを取り戻します。
6湿気によりピンが錆びている場合は機械を使用し出来る限り取り除きコーティング処理を致します。
木口によっては磨いてもキレイにならない場合が ありますが、別途料金にて交換致します。
7ペダル部分も入念に磨きあげます。
8工房内で整音、整調をします。
(お届け時にも再度、調律いたします。)
9組立て後、完成。
10最終調整
鍵盤調整・調整調律を行い、お客様宅へお届け最終調律を致します。
なお、内部の湿気、害虫、ネズミ等による被害があった場合、あるいは製造から二十年 以上経過しているピアノは、アクション部分の メンテナンスが必要となってきます。
ピアノは、フェルト・クロスを使用している部分が多いた為、湿気などによって膨張してしまい、動きが鈍くなってしまいます。
例えば、鍵盤が正常に戻ってこないのはスティック現象の1つです。
ピアノ調律
一台のピアノには平均して約230本の弦が張ってあります。
一本あたりの張力は約70キロ、大人が一人ぶら下がっている勘定です。
全体では16トンから20トンになります。
ギターなどと同じように、張ってある弦は自然と伸びてきて音は下がってきます。
ただ、全体で下がってくるのでそれほど気にはなりません。しかし5年10年と放置していると年月の分だけ確実に下がっています。
調律は、決まった音の高さを守りつつ音階を作ることです。
下がっているものは上げなければいけません。ピアノがギターなどと違う点は、弦の数と張力が、けた違いに多いことです。
その為に全体のバランスが重要になってきます。
調律は、修正幅が少ないほど後の狂いも少なくてすみます。
調律師が定期調律を勧めるのもこのような訳があります。
ピアノメンテナンス
アップライトピアノ | グランドピアノ | |||
---|---|---|---|---|
クリーニング | クリーニング ※注4 | 50,000~ | 80,000~ | |
キズ補修 | 10,000~ | |||
調律 | 調律 ※注2 | 15,000~ | 20,000~ | |
定期調律(半年毎) | 12,000~ | 15,000~ | ||
放置割増料金 | ピアノの状態により異なります | |||
オールメンテナンス ※注1,2,3 | ||||
調律+上級クリーニング +内部調整+各種部品交換etc・・・ | アップライト100,000~ グランドピアノ180,000~ ピアノの技術者が最善を尽くし 状態に合ったメンテナンスを行います |
(税別)
上記以外にも様々なメンテナンスがございます。ピアノの状態を確認させていただきご予算・ご要望に合ったメンテナンスをご案内させていただきます。
- 注1 ピアノの設置状況や本体の状態により、いくつかのコースの中から最善のコースをご案内させていただきます。
- 注2 調律の放置年数や内部の状態によって料金が変わってきます。
また、お得なクリーニングセットもございますのでお気軽にご相談ください。 - 注3 ピアノの技術者が確認しご案内する場合がございます。
- 注4 別途運送料がかかります。